Critique of Games メモと寸評

http://www.critiqueofgames.net の人のブログです。あんまり更新しません。

ゲーム依存関係の話について

いろいろと複雑な話なので、改めて現時点での立場をなるべく簡潔に書いておきます。 精神医学における基準であるDSM-5での「インターネットゲーム障害」、ICD-11で提案される「ゲーム障害」は、単なる長時間の繰り返しのゲームプレイとは全く別物であるとい…

メモ:佐藤裕『ルールリテラシー』新曜社、二〇一六

問題意識を共有できそうな内容なので、少しメモをとりながら読みます。(読みながらメモなので、読みすすめていくうちに、疑問が解消されることもありうるかと思います。) 以下、批判的に検討していますが、基本的に本書に対してポジティヴなので、私自身の…

ルーブリック表の導入に関する個人的所感メモ

ルーブリック(Rubric)評価についての覚書メモ集積です。 基本的に、ルーブリック表の導入は、アクティヴ・ラーニングに関する話のなかでもかなりクリアでわかりやすい手法だと思う。ゲームづくりの理屈から言っても、評価方法を予め公開しておくことは合理…

「ゲームの楽しさ」についての多変量分析を行っている研究リンク/随時更新

メモ的なもの。随時更新 Wiebe, Eric N., Allison Lamb, Megan Hardy, and David Sharek. "Measuring engagement in video game-based environments: Investigation of the User Engagement Scale." Computers in Human Behavior 32 (2014): 123-132. 研究対…

関西大学 総合情報学部のみなさん、ありがとうございました!

今月末で関西大学の三年の任期が終わりました。 関大は、毎週火曜のみの勤務でしたが非常にいい経験をさせていただいたと思っております。 非常に先生っぽいコメントになりますが、受講していただいている学生さんの課題のクオリティには毎回、感心させられ…

2017年度 業績一覧

今年からGoogle Spread Sheetを公開するようにしました。(編集は不可です) デフォルトだと英語の履歴書のほうに行ってしまいますので、タブで業績書のほうが見れます。 履歴書・業績書をまとめて公開しておくということであれば、もちろんリサーチマップの…

動物の遊び研究関連の文献メモ

■Burghardt, Gordon M. -The genesis of animal play: Testing the limits. Mit Press, 2005 →動物研究についての包括的な研究の本らしい。(藤田和生、中村哲之、ほか. “遊び行動と認知機能の関係性についての比較認知科学的・比較認知発達科学的研究 ”. 京…

List of Videogame Research Centers / memo

[ North Europe ] Denmark / -Copenhagen IT University Members | Center for Computer Games ResearchFinland/ -Tampere University : Game Research Lab -Turku University : http://www.turkugamelab.fi [West Europe] Netherland / -Utrecht University…

Interview/Article etc... in foreign languages.

CV(google spread sheet) English News Jeriaska,2007,Square Haven News / Critique of Games: Akito Inoue Darrell Nelson,2011,Get Your #Denkimeter Game On Steve Levenstein,2011,Save Power with Online Energy Conservation Game '#denkimeter' Work…

コンピュータ・ゲーム関係の大学の授業資料ページリスト(随時更新)

英語圏および日本語圏で、コンピュータ・ゲーム関連の授業内容を公開なさっている方の資料ページの一覧です。自分用の情報まとめというぐらいのものなので、とくに完璧を目指している記事ではありません。 人文学 ※作品研究/文化論/人文学系のゲーム研究紹…

ゲーム研究のレビュー論文リスト

分野ごとに新しいものから。なんか検索すると出てくるのがほとんど悪影響論にかかわるものか、シリアスゲームまわりのものばっかですが。 随時更新 シリアスゲーム関係: 認知科学系を含む:Connolly, Thomas M., Elizabeth A. Boyle, Ewan MacArthur, Thoma…

井上明人/2016年度・業績リスト

年度末がおわってようやく少し落ち着いてきましたので、昨年度のものを貼っておきます。抜けているものがあったらすみません…。トピックレベルでは、ポケモンGOと、トランプにおわれた一年という感じでしたが、労力としては、2015年度同様、PLANETSの連載中…

書きました:『ユリイカ ソーシャルゲーム特集』、『中心をもたない、現象としてのゲームについて 第13回

アメリカ出張から帰ってきました。明後日(3日~7日)から今度はソウルに行ってきますが、家に帰ったら寄稿させていただいた雑誌など届いておりましたので、お知らせしておきます。 宣伝(1)「ユリイカ」2月号ソーシャルゲーム特集に掲載されております。 …

あとで読む:Jin Ha Leeさんの

メモ ジャンル分類はなぜ失敗するか Why Video Game Genres Fail: A Classificatory Analysis http://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1555412015591900 追加コンテンツに関するはなし The Problem of "Additional Content" in Video Games ゲームのメ…

井上連載「中心をもたない、現象としてのゲームについて」を読む方法

連載第一回目はこちらです。 〈ゲーム〉をめぐるいくつかの不連続な問(井上明人『中心をもたない、現象としてのゲームについて』第1回) | PLANETS/第二次惑星開発委員会 なお、現在、四つのサイトから配信されています。 1.PLANETS公式ページ経由で wa…

中川大地『現代ゲーム全史 文明の遊戯史観から』2016,早川書房

私も最後のほうに、ちょろっとだけお手伝いさせていただいた中川さんの『現代ゲーム全史 文明の遊戯史観から』が刊行されました。6月に小山先生の本が出たばかりで、またしても日本ゲームの通史の本が出るというのはすばらしいことだと思います。 現代ゲーム…

Replaying Japan 2016@ライプツィヒ大学で喋ってきたよ

ドイツから戻ってきたら、持病が少し悪化して、通常時の4割ぐらいのパフォーマンスになっております。井上です。 というわけで、8月15日~17日にかけて第4回国際日本ゲーム研究カンファレンス(Replaying Japan 2016)で下記のような内容をしゃべってきました…

松永「ARとマジックサークル」へのなるべく短いコメント

To:松永エントリ CC:公開 松永さんの下記エントリへのコメント。 9bit.99ing.net 長くかくとすごく時間くいそうなので、なるべく、さらっとにコメントしておくよ >ARゲームはふつう位置ゲームでもある。 「明らかにこれはARゲームではあるが、位置ゲーとは…

自分用メモ:ゲーミフィケーション関連ファイルなど

一応の置き場つくりました。ほんとに一応。 http://critiqueofgames.net/gamification/

井上明人/2015年度・業績リスト

2015年度やったこと、はっときます。 公開できないものや、チームで関わったプロジェクト等についてはけっこう省いています。 ■書いたもの 1,井上明人,「中心をもたない、現象としてのゲームについて」,2015年10月よりPLANETS/第二次惑星開発委員会にて連載…

吉田寛「規則と自由の弁証法としてのゲーム――<ルールの牢獄>でいかに自由が可能か」へのコメント

吉田さんのペーパーに敬意をこめて、簡単にコメントをまとめておきます。 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou/pdf_26-1/RitsIILCS_26.1pp.19-27YOSHIDA.pdf 1.コンピュータ・ゲームにおいてルールに逆らうことは本当に不可能なのか? 「コ…

『中心をもたない、現象としてのゲームについて』連載第四回

「ゲームとは何か」をめぐる交わらない答えたち (井上明人『中心をもたない、現象としてのゲームについて』第4回) 更新されました。 なお、いままでの連載四回分については、下記ページから、いずれも原稿の前半部分についてご覧になれます。 wakusei2nd.c…

ご案内:今週末のコンテンツ文化史学会&DiGRA Japanでの井上の発表予定につきまして

今週末の、芝浦工業大学大宮キャンパスにて、コンテンツ文化史学会と、DiGRA Japanが合同開催となります。 私自身が発表するものが2件、セカンドオーサーのものが2件、セッションチェアーが1件になります。 下記、私の予定メモになります。 ■2016/02/27 10:3…

新連載『中心をもたない、現象としてのゲームについて』

こんばんわ。本日より、下記の新連載のほうを開始させていただきました。 基本的には「ゲームとはなんぞや」的な話を、私なりに答えようとするものです。タイトルは煽りとか釣りということは考えておらず、けっこうベタにそれなりに複雑な現象としてのゲーム…

地方病(日本住血吸虫症)のWikipedia記事をビジュアルノベル化しました

地方病(日本住血吸虫症)のWikipedia記事がにわかにバズっておりますが、 こちらのWikipedia記事を、nScripterでビジュアルノベル化したものを作りました。(いうほどゲームゲームはしてませんが) 動作環境としてはWindows環境であれば概ね動くと思われま…

『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム』展に展示していただいております

本日より、新国立美術館で開始となる『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム』展ですが、こちらに#denkimeterを展示していただいております。 http://www.nact.jp/exhibition_special/2015/magj …と書いたものの、私自身も予定の調整がうまくいかず内覧会には行…

新年度に際してのもろもろのお知らせ

肩書が変わりました 現状の身分、下記になります。 関西大学 総合情報学部(高槻キャンパス) 特任准教授(2015年4月1日~) 立命館大学先端学術総合研究科 非常勤講師(2015年4月1日~) 立命館大学衣笠総合研究機構 ゲーム研究センター 客員研究員(2014年…

2014年度/井上・業績リスト

はっときます。 ■書いたもの1,井上明人,「多様な身体を包摂する拡張パラリンピック計画――オリンピックとパラリンピックを融合する新たなスポーツのルール設計」,2015年2月,第二次惑星開発委員会、『Planets vol.9』所収,PP.88~952,根本啓一, 高橋正道, …

セミクローズドな勉強会やりますよ、というささやかな広報。

9月30日から、セミクローズドな勉強会を、Skypeもしくはgoogle hangoutで、はじめる予定です。前からちょいちょいやってたりしましたが、時間の都合がつかなくなったりして、いろいろと中断したりしたので、正確には再開しますよ、というかんじですが。 …

渡辺 修司、中村 彰憲『なぜ人はゲームにハマるのか』を読んだので、著者らまじえてUST読書会をしましたよ

一応、立命館RCGSのイベントということで。 データのURLだけとりあえず案内しておきますね。 参加者(敬称略) 渡辺修司(著者)、中村彰憲(著者)、井上明人(コメントパワポ作成)、松永伸司(Skype経由でコメント)、吉田寛(最後2時間ぐらいコメントで…