やはり、近況報告など、どうしてもtwitterでだらだらとしてしまい、こちらをあまり更新しなくなるという罠。
表に出たわたくしの11月ぐらいからの活動など簡単にまとめておきます。
- 2010年11月
- USTで、「井上がここ2年ぐらい考えていた話のさわり」ということで3時間ぐらいだらだらと喋りました。http://www.critiqueofgames.net/rgn/u/rgn-u01.html
- NHK BS2/BS hi MAGネット#29「うみねこのなく頃に」特集で、声優の小林ゆうさん、編集者の太田克史さんと対談しました。 http://www.nhk.or.jp/magnet/program.html#029
- さらに、もう一度、「井上がここ2年ぐらい考えていた話のさわり その2」を喋りましたhttp://www.critiqueofgames.net/rgn/u/rgn-u02.html
- 2010年12月
- USTで、順繰りにほかのひとに喋ってもらう、ということで、芸大の博士課程でルドロジー研究している松永さんに、「ルール」について喋ってもらいました。サールのconstitutive rule / regulative ruleとかの概念区分を手がかりに。http://www.critiqueofgames.net/rgn/u/rgn-u03.html
- ※ちなみに、このときに、ぼくのサイトの「ルール」の項目を更新しなさすぎ問題が露見したゆえ、「ルール」の項目をひっそりと更新しました。http://www.critiqueofgames.net/data/index.php?%A5%EB%A1%BC%A5%EB
- DiGRA Japan 第一回全国大会にて、学会賞(若手奨励賞)を、七邊さんと一緒にいただきました。講演も30分ほど行わせて頂き、「ゲームはなぜ多様なモデルを持つのか」について話しました。多様なモデルをもつ、ということ自体はよく知られていることなわけで、その多様性がいかにして成立するか、ということの説明のほうができるとwktkですよねー、的な。
- 12月末 ダイアモンドオンラインで喋りました with 小山先生、藤原さん。edit by 石島さん &ダイヤモンドオンライン編集部 http://diamond.jp/articles/-/10618
- 12月末 新さんの記事でネタ的にとりあげていただきました。http://www.nikkei.com/tech/personal/article/g=96958A9C93819499E0E3E2E2988DE0E3E3E0E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;df=2;p=9694E3EAE3E0E0E2E2EBE0E4E2E7
- USTで、順繰りにほかのひとに喋ってもらう、ということで、芸大の博士課程でルドロジー研究している松永さんに、「ルール」について喋ってもらいました。サールのconstitutive rule / regulative ruleとかの概念区分を手がかりに。http://www.critiqueofgames.net/rgn/u/rgn-u03.html
- 2011年1月
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- 『ユリイカ2011年2月号 特集=ソーシャルネットワークの現在』で、「ソーシャル・ゲームをめぐる交わらない欲望」という記事を書かせていただきました。「ソーシャル・ネットワーク」はまだまだ新しい!おもしろい!…的なはなしというよりは、どちらかというと、なんで、ゲーマーがつまらないと思っていたりするものがあんな感じで流行っちゃたりしちゃったのかしら問題。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791702190/
- Critique of Games のトップページでも更新しております通りUSTを行いました。喋っていただいたのは、石岡良治さん。ジャンルとしては、主にシューティングのはなし。映画史的な問題意識の接続とかおもしろかったです。http://www.critiqueofgames.net/rgn/u/rgn-u04.html
- 冬休みに、コミPo!にはまって、下手な漫画を書きました。<「コミPo!」使って、とある印象的なベンチの話を描いてみた http://d.hatena.ne.jp/hiyokoya6/20110105#1294228577 >もし、コミPo!をゲームメーカーさんが出してたら、ぼく普通に絶賛したと思うのですけれども。こういうツール系は、ゲーム系のチュートリアルの設計ノウハウとかと交わるとすごいので、ぜひ、そこらへんの融合をしていただきたく希望。
- 2011年2月
- USTシリーズで、こんどはid:shinimaiさんに喋っていただきました。石岡さんと連続でシューティング話で。意味論と統語論の相互接続とか、ねじれとかみたいな話。意味論/統語論/語用論的な区分からの話は、たぶん、次回も続く予定です。次回はパースの記号論からの接近になる予定なので、ちょっと区分ちがいますけれども。いずれにせよ、概念の指示・対応/概念の部分と全体みたいなタイプの話は、重要トピックだと思っておりますので。 http://www.critiqueofgames.net/rgn/u/rgn-u05.html
たしか、このぐらい。
2月は、あともう一発ほど、表に出る活動がある予定。
それと、ぼくは何も貢献してませんけれども、とても、良いニュースとして、ついに、山本さん(id:yakumoizuru)の翻訳で『Rules of Play(上)』が出版されました。私のサイトを定期的に閲覧していただいている方は、みなさんご購入されたのではないかと思います。
…が、もし、購入していない方がいらっしゃったら、ぜひ買いましょう。
僕は、購入したあとに、山本さんから一冊いただきまして、自宅用と職場用に二冊!状態を達成。多謝!
個人的には、細かいところが改めてよむとおもしろいです。英語弱者なので、やっぱ、英語を読むことの疲労感とか、どうしてもぼやけたまま読んでしまうとか発生する問題とか、激しく存在するので、改めて日本語で出して頂けると、ディテールの記述とかに萌えます。で、うーん、と思ったところを英語版と、往復、みたいな。そういう読み方ができるようになったりしつつ。
そして、この本が日本語版として出たことで、僕がひまなときに書いてきた用語集 http://www.critiqueofgames.net/data/index.php も、いろいろと放置しまくりんぐを更新しなきゃなー、プレッシャーとかにもなるわけですが…。
山本さんのパワーに対抗できるよう、もろもろがんばりたく思います。いつまでたっても、単著が出ない問題(書けない)の構造をどうにかする…!とか…。