一応、立命館RCGSのイベントということで。
データのURLだけとりあえず案内しておきますね。
- USTの動画記録
- 最初180分(中村先生がなかなかこないので、最初一時間強が本題に入る前の雑談)
- (120分ぐらい録画ミスでありません…すみません)
- ラスト30分:主に中村さんのナレームあたりの話
- プレゼンファイル(井上作成)
それとあと、プレゼンの最後のほうで「この表記は要解説」などとしているところがありますが、著者本人らによる、「補講」の記事が二つほど、SBクリエイティヴにUploadされたとのことです。
- 後日、著者お二人が発表なすった補講
- 【補講1】「パックマン」のルド・ストラクチャー
-
- 【補講2】「パズル&ドラゴン」のルド・ストラクチャー
著者らと話してわかったことのいくつか
- 1.まだ議論しながら、モチベーションが高い状態でモデルをつくっている最中でもある。
- 2.人文系の作法というよりは、中村さん的には、現場の知をどう明示化していくか、というナレッジマネジメントの文脈でやっているとのこと。
- 3.独自表記は、「サブゲーム間の循環構造」と「選択の分岐」の二つを同時に表してしまっているのではないか、と僕はツッ込んでいるけれども、渡辺体系のなかでは、循環構造は、問題にはされていない。なので、比較的シンプルな体系として一貫性をもっている。
- 4.「最小単位」「基本単位」云々といったあたりの議論は、少なくとも数年前とくらべるとさほどこだわっていない
- 5.ナレームについては、渡辺さんは、ナラティヴというよりは、フィクションの構成要素というような意味で使っているような雰囲気が強く、中村さんはもう少しナラティヴよりの文脈のようだ
- 6.「効率」概念が、「効用」や「満足度一般」の概念に置換可能かどうか。(あるいは置換不可能であるとすれば、なぜ「効率」という概念であるとよいのか、が)まだ要議論、という印象。
などなど。
くわしくは、USTをご覧くださいまし。
渡辺さん、中村さんをはじめご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!