Critique of Games メモと寸評

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FIT講演:ゲーミフィケーションの「次」のステップに向けて

岡山にいます。

FIT2019 第18回情報科学技術フォーラムにて「ゲーミフィケーションが拓くサイバーワールドの可能性」東京情報大学の河野 義広先生にお招きいただき、岸本先生、坂井先生らとセッションでお話をさせていただきました。

 

井上の話としては主に、ゲーミフィケーション系のサービスの進展にとって、技術的にどういう部分が変化すると、インパクトがあるのか、という話を簡単にまとめました。

 

  1. センサリング技術のイノベーション:血液の情報取得、食事内容の解析etc…のコスト変化
  2. ファジーな情報判断のイノベーションDeep learningなどのAI/AI関連技術のイノベーション
  3. データフォーマットの標準化と普及:データフォーマットのバラ付きがある公開情報:食事の成分情報、コンテンツの作品情報などを扱いやすく
  4. IOT/タンジブル・インターフェイス  
  5. XR技術のイノベーション:重ね合わせの技術、スマートグラス

 また、社会制度的な問題として、技術のレイヤーとは別に、

  1. データ利用の権利に関する制度変化
  2. 倫理基準の策定
  3. ゲーミフィケーションのデザイナーの誕生

 などが、大きな影響のあるポイントだろうという話をしました。