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シラー関係メモ
シラーで抑えておくべきこと
- 宮﨑 裕助, シラーの「遊戯衝動」から、カントの「物質的視覚」へ, シェリング年報, 2016, 24 巻, p. 52-63, https://doi.org/10.32297/
- 中村 美智太郎,2018,Fr.シラーの美的教育思想における「遊戯」の領域 : 「美的主体」を手がかりとして
- 井藤 元, シラー『美的書簡』における「遊戯衝動」の解明 : ゲーテ文学の視点から(19.【一般A-1】教育理論・思想・哲学(3),一般研究発表II,発表要旨), 日本教育学会大會研究発表要項, 2008, 67 巻, p. 196-197, Online ISSN 2433-071X, https://doi.org/10.11555/taikaip.67.0_196, https://www.jstage.jst.go.jp/article/taikaip/67/0/67_KJ00005240688/_article/-char/ja
ボイテンディクの文献にどうやってアクセスすればいいのか…
ごくごく一部の人向けの文脈だけれども、
だいたい19世紀~20世紀初頭にかけての遊び論だと基本的にドイツが中心で、
まず、
- (1)シラーの「遊戯衝動」1801の話(『崇高について(Über das Erhabene)』)
- →カントにおける自由や、ゲーテからの影響あり
- (2)カール・グロース『動物の遊び』(1896)での準備説
- →ハーバート・スペンサーに対する批判的検討としての側面
- (3)そして、ボイテンディクによるF.J.J. Buytendijk, 1933, Wesen und Sinn des Spiels(遊びの本質と意味)
- →フロイトの死と性の議論に対する批判的検討としての側面
という流れが、ボーンとでっかくあるという感触がある。だいたい20世紀中盤に、がっちりと遊戯論を書いているピアジェとか、M.Jエリスとかを見ると、ここらへんの流れを意識した章立てに、みんななっている。ホイジンガとカイヨワもこの流れは概ね意識しているなというところがある。
この中でシラーやK・グロースは、日本語、せめて英語でのアクセスがあり、まだなんとか、という印象なのだが、ボイテンディクの文献へのアクセスが端的に言ってちょっと辛い感じがある。
そもそも、ボイテンディク(1933=1976)は、ドイツ語の文献しかない??ようで、国内だとおいている図書館も少ない。
CiNii 図書 - Wesen und Sinn des Spiels
どうしたものかという感触がある。
ガダマー,1960や、西村清和,1989にも、明確にボイテンディクの影響が強く見られるので、なんとかしてDeepl翻訳でもいいので目を通しておきたいところ。
カール グロース(Karl Groos)の著作、著書も含めてpublic domainになってるのでは?
「遊びの準備説」とかみたいな感じで、遊戯論だと、よく引用される、近代遊戯論の最初期の著書として名高いドイツの自然主義っぽい哲学者?Karl Groosの未邦訳の著書がInternet Archiveで公開されています。
Internet Archiveで公開されてるものって、たまに「ほんとにこれ大丈夫か…?」という感じのものがあるんですが、これは、大丈夫っぽいよ、というメモ。
グロースの遊び論の著作だと、1896年の『動物の遊び』と、1899年:『人間の遊び』があるわけです。で、前者は、J.Mark Baldwinによる英訳。後者は、J.Mark BaldwinとElizabeth L. Baldwinさん(ご家族の方?)による英訳があります。
The play of animals
The Play of manのページ。
翻訳者はたぶんこの人?
James Mark Baldwin - Wikipedia
1934年没。
英訳版の著作権も、米国著作権法から考えるとすでに発表年を考えても、訳者の没年を考えても、パブリックドメインになっていると解釈して問題なさそう。
何より、internet archiveに、フルテキストがのっているので、翻訳も比較的ラクなはず……
世界の主要なゲーム研究の拠点をどう記述するか
ITU、RCGS、Tampere Univなど、ゲーム研究の拠点はいくつかあるが、簡単に記述しようかと思っているが、どういうふうにまとめようかちょっと考えているが、
だいたい、次のような国際カンファレンスの開催地をやったところ、というようなのを集計していくと、そこそこ説得的なものになるような気はしている。