Critique of Games メモと寸評

http://www.critiqueofgames.net の人のブログです。あんまり更新しません。

2003-05-06から1日間の記事一覧

『哲学案内』 谷川徹三 講談社学術文庫

昭和29年にかかれているという古さを感じさせる一冊。 実存主義が「ニヒリズム」というレッテルを貼られて非難されているのとかが面白い。「てめえのはニヒリズムじゃねえか!」という攻撃の仕方というのは、けっこう昔からの定型的な非難の仕方なのかしらん…

『〈対話〉のない社会』中島義道 1997 ちくま新書

言いたいことはわかるのだが、議論としてはひどくお粗末。 中島義道自身が考えるところの「日本的」な文化状況の所為で、中島が苦い思いをしているのは非常によくわかるし、中島の構想するところの〈対話〉という行為が望ましいというのも感覚的にはわからん…

『面白懐かし 人気ゲーム 99の秘密』二見書房

可もなく、不可も無く。まあ、わざわざ読むような内容はあんまりなさげ。

『パソコンゲーマーは眠らない』小田嶋隆 朝日文庫

なかなかよかった。 細かいケチがつくところもかなり沢山あるのだけれど、まあ、この種のエッセイに細かいケチをつけるというのもアレなので、細かいことはとりあえず捨て置くとして。 で、なにより、本エッセイは、ゲームをまったく知らない人でも読んで楽…