DiGRA2007基調講演速報Ⅰ 仮想世界の経済学の第一人者，エドワード・
カストロノヴァ准教授が基調講演に登壇
9月24日から28日にかけて東京大学にて開催されるゲーム研究者の
国際学会「DiGRA2007」の速報をお届けします．DiGRA2007では基調講演が連日開催されます．その一人として，オ
ンラインゲームの仮想世界における経済の研究で知られるエドワード
・カストロノヴァ准教授の東京大学大講堂（安田講堂)での講演が決
定しました．カストロノヴァ准教授は1991年にウィスコンシン大学で経済学の博
士号を取得したのち，2001年にオンラインゲームの経済についての研
究論文を発表して大きな反響を呼びました．
(日本語翻訳:
http://www.gsim.aoyama.ac.jp/~ida/follow-up/virtualworlds.html)2004年秋からはインディアナ大学のテレコミュニケーション学部の
准教授に就任し，同大学の仮想世界についての研究センターである
Synthetic Worlds Initiative のディレクターをつとめています．ま
た，2005年末にシカゴ大学出版局から出版された著書
『Synthetic Worlds: The Business and Cultureof Online Games』
（『合成世界: オンラインゲームのビジネスと文化』）は，現代のオ
ンラインゲームに関するもっとも重要な書籍としての評価を受けてい
ます．「Second Life」をはじめとするバーチャル仮想空間での経済活動
（RMT（リアルマネートレード）など）の研究では世界の第一人者で
あるカストロノヴァ准教授による日本で最初の基調講演となりますの
で、ご関心のある研究者・企業の方は、ぜひご参加ください。
