Critique of Games メモと寸評

http://www.critiqueofgames.net の人のブログです。あんまり更新しません。

訃報

 http://d.hatena.ne.jp/gameside/20080907

 尊敬するゲームライターの一人である原田勝彦氏こと、ゲーモク氏が交通事故のためお亡くなりになられたとのことです。
 深く、お悔やみ申し上げます。

 数度ですが、やりとりをさせていただき、お褒めいただいたり、ご批判をいただいたりしながら、何よりも、まずは、ゲーモク氏ほどの方がいる、というその存在自体が、とても嬉しく感じられておりました。量・質ともに、ゲーモク氏ほどの書き手はとても貴重な存在です。ネットというメディア環境から光って見えるというバイアスを差し引いても貴重な存在です。この人は本当にゲームが好きなんだなぁ、ということ。本当に書きたいことがたくさんあるのだなぁ、ということを、ゲーモク氏ほどに感じさせてくれる文を書いていた人を他に知りません。信頼できる書き手であり、信頼できるゲーマーであり、可能であれば、今後もゲーモク氏の読者でありたいと思っていたし、ゲーモク氏にも私の読者であってほしいと思っておりました。そういう人の訃報を聞くのは――書き連ねたところで表面的な言葉にしかなりませんけれども――悲しく思います。
 一度、お会いする機会を逃してきり、直接にお会いすることは叶いませんでしたが、今思えば、なんとしてでもお会いしておけばよかったように思います。
 10年後、20年後にも、氏の文章を読みたいと思っていました。
 勝手に、同志のような人だと、こちらでは思っていました。
 まだ、氏の仕事をみていたいと思っていました。
 ほんとうに、残念でなりません。
 少し、はやすぎます。

 ゲーモク氏のご冥福を心よりお祈り致します。