で、MSの「X-Box360」、SCEの「PS3」、任天堂の「REVOLUTION」など、新機種のデモ映像を3時間ぐらい見たわけですが、ゲーム映像のインパクトという点で言うと、すごいことはすごいんだけれども、一年ぐらい前から見ているPS2の『大神』のデモ映像や、二年前から見ている『ハーフライフ2』の映像を超えるようなインパクトのある映像はさほど無いなあ、というのが正直なところです。
ビジネスモデル云々とかを無視して、すごく個人的な欲望を言ってしまうと、開発者にとっての作りやすさが劇的に向上するだとか、決定的な新しさの無い新ハードなんて、当分は出してほしくない。とりあえず5年周期で出すのとかやめてほしい*1。結局、ハードが交代してもそこで発売されるゲームに圧倒的な魅力を感じられない限り、「次世代機への乗り換え」なんて事件は一ユーザーにとってみれば新作をプレイするための必要環境が一新されてキャッチアップする出費が増える、という面倒な事態としてしか感じられない*2ので、ホントにやめてほしいなあ、と。この程度の新しさでしかないのならば、自分はハードよりもソフトに金を出したいです。
…などと言っている、あまりにありがちで素朴でフツーな、一ゲームユーザーの声としてしか聞こえない、という感じもするかもしれませんが、ホントにこの問題は次世代機への以降に関する話としては、スルーしてはいけない話です。結局PS2が発売された2000年ごろに、何パーセントのゲームユーザーが離れたかと言えば、それってやっぱりすごい数だったわけで、『CESAゲーム白書』によれば、テレビゲームを「現在も継続的にやっている」と答えた一般人の割合は、1999年に39.2%だったのが、2000年にはガックンと落ちて27.7%まで減少してます*3。
アタリショック*4が起こる!などと馬鹿なことを言うつもりはないですが、このままだと、自分ですらホントにゲーム離れをしそうな勢いがあるので、新機種とか出すのどうにかやめてくれないかなあ、嫌だなあ、と。*5
ネガティブといわれるかもしれませんが。