植原さんの本と、標葉、福山、江間さんらの本。
- どちらも、授業に使えそうな感じだが、大教室での講義用に使えそうなのは、後者の『残された酸素ボンベ』こと、nocobonだろうか。学生の眠気を覚ますためのクイズということでは優れている。ただし、たいがいに理不尽系の答えなので、デブリーフィング混みで使わないと、ただの特殊なナゾナゾのようなものとして消費されてしまいかねない感もあるので、導入にはファシリテーター必須という感触はある。
- 他方で、植原さんの『思考力改善ドリル』は、問題数も多く「ドリル」という名前の通り一通りこなしたら、だいぶ体系的に考える基礎力を養えるという大きな利点がある。ただ、クラスの中のアクティブラーニング的なものに直接応用するには、もう一工夫必要かもしれない。とはいえ、一工夫程度でなんとかなりそうなので、ゼミとか少人数の講義での「素材」としては、かなり良い気はする。
植原本を、ゲーム的に使うための方策を少し考えてみたい。